台風直撃の沖縄で、車椅子の父と家族9人がテーマパークに行った話
読谷村の空は朝から暗く、強い雨が車窓を叩いていました。 迷走台風の影響で「今日の運行はどうなるか…」と緊張の面持ちでハンドルを握った朝。 それでも、私たちが目指すのは「諦めない沖縄観光」です。
このたび、「観光介護タクシー協議会」として初となるモニターツアーを開催しました! あいにくの悪天候だからこそ見えてきたリアルな課題や対処法、そして協議会ならではのチーム連携の強みをまとめた旅のレポートをお届けします。
■ 協議会初のモニターツアー:内地から帰省した息子さんとの感動の再会

今回のモニターツアーにご参加いただいたのは、沖縄県内にお住まいの車椅子ユーザーの男性とそのご家族です。 旅の目的は「内地(本土)の予備校に通う息子さんの久しぶりの帰省」。 「久しぶりに家族や親族、子どもたちみんなで集まって、話題のテーマパーク『ジャングルリア』に行きたい!」という熱い想いを受け、協議会としてご案内しました。
車内はひさしぶりの再会に笑顔があふれ、道中では「A&W(エンダー)」に立ち寄って朝食タイム。 高速道路を利用し、渋滞もなく約1時間でスムーズに現地へ到着しました。
■ 現場で直面したバリアと、協議会が提案する解決策

台風の影響で園内はガラガラでしたが、入場口で予期せぬトラブルが発生しました。
車椅子の当事者ご本人は「自分はアトラクションに乗れないから、家族が遊んでいる間は園内のスパ(温泉施設)でゆっくり待っておこう」と考え、事前に「スパチケット」を用意されていました。 しかし現地で判明したのは、スパの入口はパーク敷地とは別になっており、スパチケットだけでは園内に入ることすらできないという事実です。

「外で待つしかないのか…」と諦めかけましたが、雨の中で待つ場所もありません。 そこで現地スタッフの方と粘り強く交渉・相談したところ、救済策が見つかりました。 それが「ふらっとチケット(2,980円・税込)」です。 アトラクションの利用は1つに限られますが、これがあれば園内に入り、屋根のあるエリアでご家族の様子を見守りながら快適に待機できます。
ここで、今回の経験から得た介護旅行のチケット選びのポイントを2つ共有します。

見守りメインの車椅子ユーザーの場合、アトラクションに乗らないなら「ワンデーパス」ではなく「ふらっとチケット」で十分です。 もうひとつ。沖縄県民なら駐車場代(通常2,000円)が免許証の提示で無料になりますが、自己申告しないと適用されません。ゲートでの声掛けを忘れずに。
■ 「観光介護タクシー協議会」だからできること

今回のツアーでは、雨が弱まったタイミングでご家族や子どもたちがアトラクションを満喫し、車椅子の当事者ご本人もその弾ける笑顔をそばで見守っていました。 ご家族みんなの思い出に残るお写真もたくさん撮影でき、大成功のモニターツアーとなりました。

協議会には、今回のような家族旅行を支える仕組みがあります。大人数のご親族旅行や団体観光でも、所属する介護タクシーが連携して複数台で対応します。車椅子ユーザーのご希望や身体状況に合わせた貸切観光・イベント送迎も得意分野です。今後も各種イベントや地域活動に積極的に参加しながら、誰もが楽しめる沖縄観光を目指していきます。
■ あきらめない沖縄旅行を、一緒にデザインしませんか?

「車椅子だから」「家族に迷惑をかけるから」と、旅行を諦める必要は一切ありません。 今回のツアーのように、現場でのトラブルも含めて協議会がチームで対応します。大人数での貸切観光や車椅子での沖縄旅行をお考えの方は、「観光介護タクシー協議会」までご相談ください。まずは「こんな旅がしたい」の一言から始めましょう。

