車いすで沖縄観光?「行ける場所」を自分で100箇所歩いて作る
今日、ある退院のお手伝いをしました。 病院からご自宅へ。 ご依頼の内容は「車いすからベッドへの移乗サポート」まででした。 しかし、現場に着いてみると、そこには想定外の光景が待っていました。
目の前に立ちふさがる「まだ届かないベッド」という壁
ご自宅に到着したとき、あるはずの介護ベッドがまだ届いていなかったんです。 現場にはケアマネジャーさんやヘルパーさんが集まり、担当者会議がこれから始まる、慌ただしい空気が流れていました。 結局、タクシーとしての僕の役目は、ベッドへの移乗を待たずに、車いすのまま室内へお送りする形に変更となりました。
ただ、ここで一番の課題は物理的なベッドの有無ではありませんでした。 「室内で車いすが通れる動線が確保できていない」という現実です。 当初は「歩いて中に入る」というお話もあったようでしたが、実際のお身体の状態を拝見すると、それはあまりに険しい道のりでした。
僕はその場で、車いすが通れるように家具の配置や動線を確認し、なんとかお部屋の奥までお連れしました。 その方は、これから週に3回の透析通院が始まります。 独り暮らしで、正直に言えば
「本当に一人で生活していけるのか?」
と、周囲が不安になるほど厳しい状況かもしれません。
それでも、その方は「家に帰りたい」と強く願った。
自分自身の力で生きていくんだという、その覚悟に触れたとき、僕はプロとして「できない理由」を探すのではなく「どう支えるか」を考えずにはいられませんでした。
沖縄中部の観光スポットを100箇所、僕が車いすで「踏査」する理由
そんな現場の厳しさに触れる一方で、僕はいま新しいプロジェクトを構想しています。 「沖縄バリアフリースポット100箇所チャレンジ」です。
沖縄県中部(読谷・嘉手納・沖縄市・うるま市・北谷・宜野湾・浦添)を中心に、車いすで本当に楽しめる場所を、僕自身が100箇所巡って発信していく企画です。
ネットにある「バリアフリー」という言葉は、時として現場の感覚とズレていることがあります。 車いすの視線の高さで何が見えるのか。 スロープの傾斜は本当に一人で登れるものなのか。
それを僕が一つひとつ、自分の足と車いすで確かめ、資産として積み上げていく。 今日お送りした方のような「在宅で頑張る人」が、ふと外に出たいと思ったとき。 あるいは、県外から「最後になるかもしれないから沖縄の海が見たい」と願う家族がいたとき。 その背中を、確かな情報で押してあげたいんです。
本日の運行報告と現場の備忘録
【運行実績】
- 透析送迎:常連様2名
- 退院支援:新規のお客様1名(病院〜ご自宅)
- 走行エリア:読谷村、嘉手納町、沖縄市、うるま市
- 業務協力:夜間は「介護タクシーかおり)」さんの事務局にて、ちゅらスマイルプロジェクトの旗作りなどの準備。
【現場の備忘録】
- 退院時の情報共有の重要性:事前の聞き取りでは「歩ける」となっていても、現場では状況が変わっていることが多い。常に車いすでの入室動線を想定した準備が必要。
- 車両増車の検討:観光や透析の需要が増える中で、二種免許と介護スキルを併せ持つ仲間をどう募るか。週3日、午前2時間・午後3時間といった変則的なシフトでも、志を共にできる「未来の開業希望者」との縁を探していきたい。
諦めない沖縄観光のパートナーとして
「一人で生活するのは厳しい」と言われる環境でも、本人が「ここで生きたい」と願うなら、そこが僕たちの出発点です。 家へ帰ることも、海を見に行くことも、どちらも同じ「自分らしくありたい」という願いの形ですから。
介護タクシーいまここは、そんなあなたの「いま、ここにある願い」に伴走します。 沖縄の空の下、車いすでの旅も、日常の移動も、諦める前に一度僕に相談してください。
介護タクシーいまここ 代表:齊藤ゆうじ 対応エリア:読谷・嘉手納・沖縄市・うるま市・北谷・宜野湾・浦添・那覇 車両:車いす2台、同乗最大3名、リクライニング・ストレッチャー対応可
【ご予約・観光相談はこちら】 電話:090-9011-8526
あなたと一緒に、沖縄の風を感じられる日を楽しみにしています

