9割が後悔。沖縄介護旅行「移動中の座席」の盲点。

読谷村の空は少し低く、湿り気を帯びた風が吹いています。今日の運行を終えて、自分は改めて確信しました。介護が必要な方の旅において、移動のゆとりこそが笑顔の源泉になるということです。現場の生々しい空気感と共に、僕がなぜ今、車両の確保にこれほどまで執着しているのかを正直に綴ります。

階段という名の壁を、技術で溶かす朝

今日の仕事は、介護タクシーの開業を控えている「介護タクシーむ〜ち〜」の吉田さんとの同乗研修から始まり朝から現場を共にしました。現場目線を大切にし、人間味のあるサービスを届けるスタイルを伝授しました 。

向かったのは、玄関前に段差がある新規のお客様のご自宅でした。車椅子を利用されている方にとって、数段の階段は外出を阻む巨大な壁になり得ます。ここで役立ったのが、ウィリー走行による階段介助でした。前輪を浮かせ、段差を一段ずつ慎重に超えていく。この技術は一歩間違えれば危険を伴うため、介助者の連携が不可欠です。

無事に介助を終えた時、お客様の安堵した表情を見て、自分も深く息を吐きました。現場での具体的な経験を積み重ねることが、何よりの信頼に繋がると実感しています 。現場の状況には差があるため、こうした介助の可否については都度確認が必要ですが、現場での「できる」を増やす努力は惜しみたくありません 。

現場での気づきとして、階段介助はやはり事前の下見やヒアリングが重要だと再認識しました。地域によって段差の形状も異なるため、一概には言えない部分はありますが、丁寧な準備こそが安全への近道です 。

1分の遅れも許されないパズルのような運行

午前中の予約はぎっしりと詰まっていました。今日の運行は、まるで精密なパズルを組み立てるような感覚です。お迎えの時間、走行ルート、介助にかかる所要時間。これらが一つでも狂うと、次にお待ちのお客様に迷惑をかけてしまいます。

なので前もっての根回しや下準備が必要不可欠となります。
もしスケジュールにズレが生じた時に、どうするか。を事前にシュミレーションしておくことが大切

今日のスケジュールは非常にタイトでしたが、吉田さんとの連携もあり、分刻みの計画を無事、完璧に遂行できました。お客様を待たせることなく、スムーズに目的地へお繋ぎする。時間厳守!これは「介護タクシーいまここ」が最も大切にしている基本動作の一つです 。

プロとして、当たり前のことを当たり前にこなす。押し売りではなく、こうした事実の積み重ねで信頼を築いていきたいと考えています 。

沖縄の塩害が阻む、理想の車両探し

午後は少し時間を割いて、糸満市まで大型車両ハイエースの内見に向かいました。僕が運営する「介護タクシーいまここ」は、読谷村を拠点に中部エリアを中心に活動しています 。これから観光にさらに力を入れていくため、より大きな車両が必要だと痛感しているからです。

しかし、現実は厳しいものでした。実車を確認したところ、車両の状態が非常に悪く、今回は購入を見送ることにしました。沖縄特有の悩みですが、中古市場に出回る車両は塩害によるサビがひどいケースが少なくありません。

観光で沖縄を訪れるお客様に、状態の悪い車で移動してもらうのは、自分としてはあまりに申し訳ないと感じてしまいます。せっかくの美しい景色を楽しむ旅なら、清潔感があり、安心して身を預けられる車を用意するのが礼儀だと思っています。

観光における「3名の壁」をどう突破するか

なぜ、それほどまでにハイエースのような大型車にこだわるのか。そこには現在のいまここ車両が抱える「3名の壁」があります。

現在の中型車(ノアやヴォクシーなど)は、車椅子1台に対して同乗できるのは最大でも2名から3名程度です 。これでは、4人以上の家族旅行の場合、誰か一人が別のタクシーに乗るか、レンタカーを別で借りなければなりません。移動中に家族全員で同じ景色を見て、同じ会話を楽しむ。そんな当たり前のことが、車両のサイズ一つで制限されてしまうのです。

さらに、介護旅行は荷物との戦いでもあります。車椅子に加えて、着替えやケア用品、観光地で買ったお土産。これらを積み込むと、中型車ではどうしても窮屈さを感じてしまいます。大家族で、あるいはゆったりとしたスペースで沖縄の風を感じてほしい。その思いを実現するには、やはり大型車が不可欠だと自分は考えています。

沖縄で見つからないなら、内地へ飛ぶ

現状、沖縄本島で状態の良い福祉車両を見つけるのは至難の業です。特に人気のあるハイエースやキャラバン、あるいは中型車の在庫はほぼ皆無と言っていいでしょう。これから開業を考えている方にとっても、この車両調達は大きなハードルになるはずです。

自分は今、考えを切り替えようとしています。県内で見つからないのであれば、内地(本土)へ直接足を運び、納得のいく一台を探し出す。輸送費や手間はかかりますが、それこそが「諦めない沖縄観光」をデザインする伴走者としての責任だと思うからです。

資産となる旅を作るために

僕たちの仕事は、単なる移動の提供ではありません。お客様の不安を減らし、安心して問い合わせができる状態を作ること、この記事もその一つです

これから沖縄旅行を計画しているご家族さまのためにも。大型車を導入し、車椅子2台と同乗者3名が同時に、かつ広々と移動できる環境を整えることが、いまここの目標です 。

今日やるべき一歩は、自分たちの旅行にどれだけのスペースが必要かを一度整理してみることです。人数だけでなく、荷物の量や移動中の過ごし方を想像してみてください。

いまここは、沖縄の太陽の下であなたを待っています。一緒に、最高に前向きな旅の計画を立てましょう 。

事業名:介護タクシーいまここ 対応エリア:中部中心(沖縄市/うるま/北谷/宜野湾/浦添/読谷/嘉手納)+那覇まで可 車両:車いす2台、同乗最大3名、リクライニング・ストレッチャー可 電話予約:090-9011-8526

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