「あなたのPHPバージョン大丈夫?」サイトを危険から守る確認方法とXserver更新手順

介護タクシーいまここの齊藤です。

今、PHPの脆弱性が大きな話題になっています。「早急に対応を」と言われても、具体的に何をすればいいのかがなかなか見つからない。そう感じている同業の方も多いのではないでしょうか。今回は、私が自社サイトで実際に行った手順をそのまま公開します。

【PHPの何が問題なのか】
自社のホームページをWordPressで作っている方は多いと思います。そのWordPressを動かしているのが、PHPというコンピューター言語です。

10月21日、このPHPに重大な欠陥が2件見つかりました。ログインしていない第三者が外からサイトに入り込み、命令を実行できてしまう恐れがあるというものです。いわば、家の鍵が開けっぱなしになっている状態です。深刻度は10点満点で9.2、「緊急」の判定です。

【なぜ「今すぐ」なのか】
修正版が出たのなら安心、と思われるかもしれません。ところが実際は逆です。

修正版が公開されると、同時に「どこに欠陥があったのか」も明らかになります。悪意のある人から見れば、鍵の場所と開け方を教えてもらったようなものです。修正版を入れていないサイトは、全ての鍵が開くマスターキーを手にした泥棒を前に、無防備で立っている状態になります。

だからこそ、一日でも早く新しい鍵に付け替える必要があります。

【業者に頼まなくても、自分でできます】
この作業のために、業者さんに何万円も払う必要はないと私は考えています。不安な方はプロに任せるのが一番ですが、作業自体は管理画面で数回クリックするだけです。特別な応急処置をしなくても、きちんと更新しておけば大丈夫。まずは最低限のところを確実に押さえましょう。

【実際に私がやった手順】
手順1 今のPHPのバージョンを確認する
WordPressの管理画面に入り、左側メニューの下の方にある「ツール」から「サイトヘルス」を開きます。「情報」タブの「サーバー」の項目に、今使っているPHPのバージョンが表示されます。古いバージョンを使っている場合は、「ステータス」タブに警告が出ているはずです。

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PHP 7系や8.1以前を使っている方は、すでにサポートが終わっていて、今回の修正も提供されません。最優先で切り替えてください。8.3や8.4であっても、末尾の番号が古ければ対象になります。

手順2 バックアップを取る
念のため、作業前にバックアップを取っておきます。レンタルサーバーの自動バックアップがあっても、手元に一つあると安心です。

手順3 テーマとプラグインを最新にする
「ダッシュボード」→「更新」から、すべてを最新にしておきます。PHPを切り替えた後の不具合は、古いプラグインが原因になることがほとんどです。

手順4 サーバーでPHPを切り替える
PHPの切り替えは、WordPressではなくレンタルサーバー側で行います。私はエックスサーバーを使っているので、その例で説明します。

サーバーパネルを開くと「PHP Ver.切替」という項目があります。押すとドメインごとに使っているPHPのバージョンが一覧で出てくるので、古いものは鉛筆マークを押して、最新の8.5に切り替えます。さくらやConoHaなど他のサーバーでも、管理画面に同じような項目があります。

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手順5 時間を置いて確認する
切り替えたら、もう一度WordPressのサイトヘルスで確認します。ここで一つ注意点があります。サーバー側の反映には時間がかかるため、変更直後に確認しても元のままのことがあります。今はサーバー会社も混み合っているようなので、少し時間を置いてから確認し直してください。

8.5系なら8.5.12以上、8.4系なら8.4.27以上と表示されていれば、今回の修正が入っています。番号が足りない場合は、サーバー会社側の更新待ちです。

あわせて、トップページやお問い合わせフォームが正常に動くかも確認しておきましょう。もし表示がおかしくなっても、同じ画面で元のバージョンに戻せば復旧します。

【最後に】
介護タクシーのホームページには、利用者さんやご家族の連絡先が届きます。その窓口を守ることも、私たちの大切な仕事の一つです。

やることは本当にこれだけです。この記事を見ながら、送迎の合間にでもぜひ一度確認してみてください。早めに対応しておけば安心です。

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